今日、ついに OpenClawからHermesに乗り換えることにしました。
正直に言うと、OpenClawを使うのはもう少し疲れました。
「もうこれ以上、OpenClawに時間を使ってトラブルシューティングしたくない」
今はそんな気持ちです。
OpenClawは半年以上使ってきました。
ブログの更新、Webサイトの開発、コードの修正、サーバー関連の作業、さまざまな自動化など、この半年間でかなりのことをOpenClawにやってもらいました。
だから、OpenClawそのものを否定したいわけではありません。
むしろ、かなりお世話になりました。
ただ、最近になって、自分がAI Agentに求めているものが少しずつ変わってきたように感じています。
そして今回、とうとう別のAgentを試してみることにしました。
またアップデートで問題が起きた
この数日、OpenClawの新しい 2026.9.1 がリリースされました。
私はそれまで2026.7.1を使っていたので、アップデートしてみることにしました。
でも、アップデートする前から、正直かなり不安でした。
これまでにも何度かOpenClawをアップデートしたことがありますが、毎回スムーズに終わるとは限りませんでした。
プログラムが起動しなくなったり、起動しても少しすると勝手に終了したり。
そのため、新しいバージョンが出るたびに、
「今回は大丈夫かな……」
と少し身構えてしまいます。
それでも今回は思い切ってアップデートしました。
結果はどうだったか。
アップデート自体は成功。
起動も成功。
しばらくは普通に動いていました。
ところが……
3分も経たないうちに、また勝手に終了しました。
「やっぱりか……」
という感じでした。
そこからChatGPTやClaudeにもログを見てもらいながら、原因を調べました。
何時間もいろいろ試しました。
しかし、結局問題は解決しませんでした。
私が本当に困っていたのは「安定性」だけではない
もちろん、プログラムが勝手に終了するのは困ります。
でも、最近のOpenClawについて、私がもっと気になっていたのは別の部分でした。
それは、タスクを最後までやり切ってくれるかどうかということです。
AI Agentに仕事を頼むとき、私は単に、
「分かりました」
「すぐに対応します」
と返事をしてほしいわけではありません。
私が本当に欲しいのは、
「仕事を任せたら、最後まで自分でやっておいてくれること」
です。
ところがOpenClawを使っていると、ときどきこんなことがありました。
仕事を頼む。
↓
「了解しました」と返事が来る。
↓
しばらく待つ。
↓
……何も進んでいない。
そこで私から、
「今どこまで進んだ?」
と聞く。
すると、
「すみません、進捗報告ができていませんでした」
と言って、また作業を始める。
これを防ぐために、
「30分ごとに進捗を報告してください」
とお願いしたこともあります。
それでも、こちらから確認しないと報告してこないことがありました。
なんというか……
こちらが監視していないとサボる会社員みたいです。
もちろんAIなので、本当にサボっているわけではありません。
でも、使っている側からすると、そんな感覚になってしまいます。
そこでHermesを試してみた
「だったら、別のAgentを試してみよう」
そう思って、今度は Hermes を使ってみることにしました。
そして、実際に使ってみて、少し驚きました。
私がOpenClawで感じていた「途中で止まってしまう」というストレスが、Hermesではかなり少なかったからです。
仕事を依頼すると、途中で問題が起きても、自分で原因を考えて、別の方法を試してくれます。
そして、作業の途中経過も報告してくれます。
もちろんHermesも万能ではありません。
それでも、
「とりあえず最後までやり切ろうとする」
という感覚が、私にはかなり大きな違いに感じられました。
GitHubのCIで特に違いを感じた
一番分かりやすかったのがGitHubです。
以前OpenClawを使っていたときは、だいたいこんな流れでした。
コードを修正
↓
GitHubへpush
↓
作業終了
でも、本当の意味で作業が終わったわけではありません。
GitHub ActionsやCIが正常に通ったかどうかを確認しなければなりません。
もし、
Build failed
となっていても、それを自分で確認して、エラー内容をAIに伝える必要がありました。
つまり、
AIがコードを書く
↓
私がCIを確認する
↓
エラーを発見
↓
エラーをAIに伝える
↓
AIが修正
↓
再びpush
↓
また私が確認
という作業になります。
これでは、結局私自身がAIのプロジェクトマネージャーになってしまいます。
Hermesは「その先」までやってくれる
Hermesの場合、私が期待していたのはまさにここでした。
コードを修正する。
↓
GitHubへpushする。
↓
CIの結果を確認する。
↓
失敗していたら原因を調べる。
↓
コードを修正する。
↓
もう一度pushする。
↓
再びCIを確認する。
↓
成功するまで続ける。
この一連の流れを、できるだけ自分で進めてくれる。
これが私にとってのAI Agentです。
単に質問に答えてくれるAIではありません。
「次に何をすればいいですか?」
と毎回聞いてくるAIでもありません。
私がやりたいことを伝えたら、
「分かりました。あとは任せてください」
と言って、本当に最後までやってくれる。
私がAI Agentに求めているのは、そういう存在なのかもしれません。
私が欲しいのは「一番賢いAI」ではない
OpenClawを半年以上使ってきて、私自身のAIに対する考え方も少し変わりました。
以前は、
「どれだけ賢いか」
「どのモデルを使えるか」
「どれだけ多くのツールを使えるか」
という部分をかなり気にしていました。
でも、今は少し違います。
私が一番重要だと思うのは、
信頼して仕事を任せられるかどうか。
これです。
毎回こちらが監視しなければならないのであれば、AI Agentに仕事を任せた意味があまりありません。
AIが作業している間に、私は別の仕事をしたい。
ブログを書いたり、日本語を勉強したり、別のWebサイトを作ったり。
つまり、
AIに仕事を任せることで、自分の時間を増やしたい。
それが私にとってAI Agentを使う一番大きな理由です。
OpenClawを否定するつもりはない
だからといって、
「OpenClawはダメだった」
と言いたいわけではありません。
むしろ、これまで本当に感謝しています。
OpenClawを使わなかったら、私はここまでAI Agentについて考えることもなかったと思います。
AIは単なるチャットボットではない。
コードを書かせることもできる。
サーバーを操作させることもできる。
Webサイトを作らせることもできる。
ブログを管理させることもできる。
さまざまなツールを組み合わせて、ある程度自律的に仕事を進めることもできる。
そういう世界を実際に体験させてくれたのが、私にとってのOpenClawでした。
だから、半年以上使ってきた時間を無駄だったとは思っていません。
むしろ、その経験があったからこそ、
「自分はAI Agentに何を求めているのか」
が分かるようになりました。
ソフトウェアに忠誠心はいらない
考えてみれば、ソフトウェアを使うことに忠誠心なんて必要ありません。
以前は便利だった。
今は別のもののほうが自分に合っている。
だったら、変えればいい。
それだけの話です。
OpenClawからHermesに変えることは、OpenClawを裏切ることでもありません。
単純に、自分の現在のニーズに合ったツールを選んだだけです。
もちろん、Hermesも完璧ではないでしょう。
数か月後には、Hermesに対して不満を感じているかもしれません。
そのときは、また別のAgentを探すかもしれません。
AI Agentの世界は、それくらいのスピードで変化しています。
今日のベストが、数か月後にもベストであるとは限りません。
それでも、今はHermesを選ぶ
OpenClawを半年以上使ってきたからこそ、今回の乗り換えには少し感慨深いものがあります。
トラブルに悩まされたこともありました。
何時間も原因を調べたこともありました。
逆に、
「これは本当に便利だな」
と思ったこともたくさんありました。
だから最後に言うなら、
OpenClaw、今までありがとう。
そして、これからはHermesを使ってみようと思います。
私が求めているのは、AIにずっと付きっきりで指示を出すことではありません。
仕事を任せて、その間に自分は別のことをする。
そして、戻ってきたときに、
「終わりました」
と報告してくれる。
そんなAI Agentです。
Hermesがこれからどこまで期待に応えてくれるのか。
それは、これから実際に使い続けながら確かめていきたいと思います。