
日本語学校に入学してから、私はずっと一つの記録を維持してきました。
学校の試験では、毎回合格してきたことです。
N5からN3まで、これまでに何十回も試験を受けてきましたが、この記録は一度も途切れることがありませんでした。
そのため、今回、先生がみんなに「どのレベルを受験したいか」を確認したとき、私は N2 を選びました。
正直に言うと、その時点ですでに覚悟はしていました。
今回で、これまで続いてきた「合格記録」が、ついに途切れるかもしれないと思っていました。
何しろ、2026年7月に受けた正式なJLPT N2では、すでに一度不合格になっていたからです。
7月の試験結果は、
- 言語知識:32点
- 読解:23点
- 聴解:30点
- 合計:85点
でした。
N2の合格点は90点なので、あと5点足りませんでした。
そして、7月の試験が終わってからは、勉強の強度もかなり落ちました。
試験直後はまだ少しやる気がありましたが、時間が経つにつれて、以前ほど नियमित的に勉強しなくなりました。
試験前と比べると、日本語の勉強に使う時間はかなり減っていました。
だから、今回の学校でのN2テストについては、正直、それほど期待していませんでした。
むしろ、最初から「不合格」という結果を受け入れる準備をしていたくらいです。
ところが、結果が出てみると、私は少し驚きました。
97点。
まさかの合格でした。
さらに驚いたのは、3つの分野の成績です。
- 言語知識:30
- 読解:40点
- 聴解:27
なんと、読解が3つの分野の中で一番高かったのです。
これには、ちょっと戸惑いました。
というのも、ほんの2か月ほど前に受けた7月の正式なJLPT N2では、私の読解は、
23点。
しかも、3つの分野の中で一番低い点数でした。
23点から40点。
一気に17点も上がっています。
これは一体どういうことなのでしょうか。
自分の実力がよく分からなくなってきた
実は、今回の試験の前にも、私はN2の模擬問題を何度も解いていました。
そのたびに、自分の読解にそれほど大きな問題があるとは感じていませんでした。
むしろ、自分では読解はそれなりにできていると思っていました。
私が本当に心配していたのは、ずっと、
聴解でした。
日本語の聴解は、私にとって以前から比較的はっきりした弱点だったからです。
そのため、試験ではむしろ聴解のほうを強く意識していました。
ところが、結果が出てみると、一番意外だったのは読解でした。
一番心配していなかった読解が、まさかの最高点。
そして、ずっと一番心配していた聴解も、思っていたほど悪くありませんでした。
これには、改めてJLPTの採点方法について考えさせられました。
もしかして「尺度得点」のせい?
今、私は少し本気で疑っています。
もしかして、JLPTの「尺度得点」が関係しているのではないか?
もちろん、これはあくまで私の推測です。
JLPTは、単純に「何問正解したから何点」という方法で採点されているわけではありません。
公式の説明によると、JLPTでは Scaled Score(尺度得点) が採用されており、単純に正解数を合計して点数を出す方式ではありません。
つまり、
正解した問題の数=そのまま最終的な点数
というわけではないのです。
そのため、自分ではあまりできなかったと思っていても、最終的な点数が予想より高くなることもあれば、逆に、かなり正解できたと思っていても、思ったほど点数が伸びないこともあるのかもしれません。
ただ、今回、私の読解が23点から40点になった理由が、本当に尺度得点によるものなのかは分かりません。
もしかしたら、今回は本当に自分の読解力が上がっていたのかもしれません。
もしかしたら、今回の問題がたまたま自分に合っていたのかもしれません。
あるいは、試験当日のコンディションが良かったのかもしれません。
もちろん、JLPTの尺度得点が影響している可能性もあります。
結局のところ、私には分かりません。
でも、一つだけ確かなことがあります。
私は、まさかのN2合格を果たしました。
しかも、7月の正式な試験に落ち、その後の勉強量もかなり減っていた状態での合格です。
これは、さすがに少し意外でした。
時々、自分自身についての判断は、自分が思っているほど正確ではないのかもしれません。
自分では「まだまだダメだ」と思っているときでも、実は少しずつ前に進んでいるのかもしれません。